エンパイア・ブルネイ・ホテルと言えば、世界に2つしかない七つ星ホテルの1つ。しかも、そんなホテルにリーズナブルに泊まれてしまう!ということで検索されている方も多いのではないでしょうか。
本物の大理石をふんだんに使ったホテルの内装や大空間はゴージャスで圧巻です。それでいて、ホテルのスタッフの皆さんがとても気さくに話しかけてくれるので、とても居心地が良かったです。
それでは実際に滞在したThe Empire Bruneiの体験記をご紹介します。
宿泊した部屋のプラン
我が家は、大人2人、長男(13歳。料金体系的には大人)、次男(11歳)で宿泊
予約は一番安いスーペリアルームのキングサイズ(2人部屋)にエクストラベッドを1つ追加してもらいました。
4人家族なのに、2人部屋に泊めてくれるところが、このエンパイアブルネイホテルの太っ腹なところだと思います。
本来、一番安いプランで海の見えない部屋のグレードでしたが「4名様で宿泊なので、オーシャンルームをご用意させていただきました。」と。何と太っ腹。
エクストラベッド料金
60B$/台 (サービス料込、約6900円)
’23年7月時点 1B$≒105円。+10%のサービス料
こちらの料金には、朝食ビュッフェ代が含まれているので、かなりお得です。
バスルーム
バスルームは、トイレとシャワーブースが独立して仕切られており、シャワーは滝の様な勢いの水量で(勿論調節出来ます)、熱いお湯が出ます。
バスタブも熱いお湯が勢いよく出るので、短時間でお湯が溜まります。ちょっと水が茶色っぽいかな?
肌掛け布団並みの大判のバスタオルに、バスローブが用意されてます。フェイスタオルやハンドタオルもあり、スタッフの方が滞在中でもタイミングが良ければ取り替えてくれます。
プライベートビーチを眺めながら朝風呂もいいですね。
アフタヌーンティー
土日と祝日の午後2:00〜6:00には、ロビーのラウンジでアフタヌーンティーが楽しめます。
当日、席が空いてない事もあるようなので、予約をすると良いです。
- ティースタンド
目玉はやはりTEA STAND。
現在、食べ盛り真っ只中の長男がいても、4人で2セットで充分なボリューム。コンシェルジュの方が「夕飯要らないでしょ〜?」と言ってましたが、ホントに夕飯は要りませんでした。
ケーキは甘みが少なく上品なお味。サンドイッチはサーモンがとても美味しかったです。
1セット B$25(+10%サービス料 約1900円 ’23年7月時点)
飲み物は別で、紅茶のポットは2人分ぐらいの量があります。
朝食ビュッフェ
エンパイ アブルネイ ホテルで一番のお勧めなのが、breakfast buffet。毎日朝6:00から11:00までオープン。ホテルの象徴的なATRIUMの3階部分にビュッフェ会場があります。
洋風、マレー系料理、種類が沢山あってどれも美味しいです。飲み物も種類が豊富で、おかわり自由ですが、サーバーの方々が忙しくて自分で取りに行くのが早いかも…
朝食ビュッフェ料金
- 子供:B$14(約1600円 サービス料込)
- 大人:B$28(約3200円 サービス料込)
湖の様な巨大なプール
The Empire Hotel を検索すると、ここの大きな湖の様なプールの写真を目にすることが多いのではないでしょうか。
所によっては水深が深いらしく、随所にライフセーバーがいないこと、水の事故があってもホテルは一切責任を取らないことが注意書きに示されています。小さなお子さんがいらっしゃる場合は注意が必要かと思います。
結局、端の方の水深の浅いちょっとしたスライダーや子供向けの遊具のあるこぢんまりしたエリアに多くの人が集まってました。
沿岸には砂浜のプライベートビーチが広がっています。
私達が滞在した時は天候も悪く、海は荒れていて近付くのも怖い印象でした。決してキレイな海ではない様ですし、外洋で泳ぐことはオススメしません。
ホテルまでの足
ホテルの送迎サービス
私達は行きも帰りもホテルの送迎サービスを利用して、The Empire Hotel と空港間を行き来しました。
ホテルの予約確定後に、予約サイトに記載のあったホテルの連絡先アドレスにメールで送迎サービスのリクエストをしました。
実際には、夜中着の飛行機でブルネイ入りし、空港近くのホテルに前泊しました。送迎サービスは距離に応じて料金が変わります。空港前のホテルのロビーまで迎えに来てくれましたが、料金は空港に迎えに来てくれる場合と同じです。
- セダン、荷物の量に応じて 2 人または 3 人のゲストに適しており、片道あたり B$40
- バスまたはミニバン、荷物の量に応じて 4 ~ 6 名様に適しており、片道あたり B$50
- 高級車、荷物の量に応じて 2 ~ 3 人のゲストに適しており、片道 B$70
’23年7月時点 1B$≒105円
ここで注意が必要なのが、この送迎サービスだけは、ホテルでクレジットカード払いが出来ず、現金払いのみということ。
ホテルでの両替
ホテルでは、現金からの両替のみ対応してくれます。しかし、マレーシア観光ついでの方には不便極まりないのですが、マレーシアリンギットの両替は対応していないのです。(日本円は対応可)
レートは空港の両替所よりは良いようです。街中にも行かれる方は街中での両替をオススメしますが、そうでなければホテルの両替も悪くはなさそうです。
私達はコタキナバル在住で、まとまった日本円の現金を持ち合わせていなかったので、送迎サービスの支払いについてコンシェルジュの方に相談すると、一度、ホテルにサービス料の形でクレジットカードで支払いをして、それを現金化する事は可能とのこと。ただし、現金両替に比べレートが悪く、手数料が+5%かかるとの事でした。
恐らく送迎サービスがホテルとは別会社に委託しているため、ホテルの支払いと一緒に出来ないのかな?と想像します。
配車アプリDart、公共交通機関
実は、我が家は昨年もコタキナバルからブルネイを訪れたのですが、その時は高速バスとフェリーを乗り継いで、港でタクシーを捕まえて街中に移動しました。ブルネイがまだ入国制限中で、航空券が高かったので仕方なかったですが、現在コタキナバル↔ブルネイの航空券も価格が下がってきたので、繁忙期でなければ飛行機の方がコスパもいいです。
港までの帰り道をブルネイの配車アプリDartを使って移動したのですが、ブルネイ旅行をThe Empire Hotelとツアーだけに絞るのであれば、ホテルの送迎の方がコスパが良い気がします。
特にマレーシア旅行や在住の方がブルネイに行く場合、ブルネイは移動費と通信費がとても高く感じると思います。しかも、SIMは1000円ぐらいで購入しても、初期購入分では最低限の通信量しかついておらず、追加のTopUpが必要で、街中のWi-Fiもあまり普及しておらず、あってもちゃんと作動していない事が多かったです。
なので、ある程度のレベルのホテルに滞在してWi-Fiを確保し、ホテルの送迎サービスを活用するのも1つの手だと思います。
我が家も家族4人で1泊1万円ぐらいのホテルに前泊しましたが、お部屋も高級感もあり、Wi-Fi完備で美味しい朝食もついてました。無料で送迎サービスをしてくれるホテルが多いのも、ブルネイの人は車の保有率が高く、公共交通機関があまり発達していないというのもあるのかも知れません。
チェックアウト時間
本来のチェックアウト時間は11:00ですが、帰りのフライトが夜の7時過ぎである事を伝えると、追加料金なしでチェックアウト時間を午後2:00に延長してくれ、送迎のリムジンが来る午後5:00までホテルの施設を楽しんで!と言ってくれました。
※レイトチェックアウトは閑散期であったため、無料で対応してくれましたが、追加料金を取ることもあります。
広大なホテルの移動はバギーで
ホテルの施設間の距離は時に1km以上に及びます。ホテル内の移動はいつでも無料でバギーを利用出来ます。どこの施設でも、入口にいるコンシェルジュの方にお願いすれば、バギーを呼んでくれます。帰りのバギーも適切な時間に迎えに来てくれるよう、予約してくれたりします。
レジャー施設が充実 カントリークラブ
チェックアウト後も、フライトの為のリムジンが迎えに来るまで、5時までタップリ色んな施設を使わせてもらいました。
無料で使える施設
- 卓球
- スカッシュ
- バスケットゴール
- ビリヤード
- バドミントン
- 屋内プール
- スパ
など
有料の施設
- ボウリング
1ゲーム3人で B$17.6(約1850円 サービス料込 ’23年7月時点) でした。レンタルシューズは新品同様。子供達は初めてのボーリングなのでバンパー付でプレイ。とても楽しんでました。
他にもエアロビクス、ゴルフ、ジム、テニスなどたくさんあって、暇をもて余すことはありません。
恐らく、夜中の便で出発ならば、チェックアウト後でも夜まで利用できます。
総括
いかがでしたでしょうか。コタキナバルに在住してる私からすると、コタキナバルの高級ホテルに泊まるなら、ちょっとブルネイまで足を伸ばして The Empire Brunei に泊まる方がお得では?と思うほどです。我が家の子供達はディズニー行くぐらいならエンパイアホテルに泊まる方がいい!と言っていました。(※あくまで個人の感想です。並んだりする必要がなく、サービスが良いなど…)